練習の前提を変えてみる

前回、スプリントトレーニングマシンについて書きました。

この1年ほどで、マシンを扱うのがずいぶん上手くなりました。
以前は難しかった動きが、いつの間にか自然にできるようになっている。
例えば、両手を放して乗ることも、今では普通にできるようになりました。
ただ、そのために特別な練習を重ねたわけではありません。


この1年を振り返ると、
身体の状態が変わったことが上達に関係しているように思います。
身体の状態が変わることで、
それまで難しかった動きが、特に意識しなくてもできるようになる。

例えば、
足裏の組織の緊張が変われば、
足から入ってくる感覚や、身体の支え方も変わるかもしれません。

股関節まわりの緊張が変わることで、
それまで意識して動かそうとしていた骨盤や脚が自然に動くようになることもあります。

また、
呼吸がしやすくなり、身体が落ち着いた状態になることで、
余計な力を使わずに動けるようになることもあるでしょう。

こうした変化が重なることで、
以前は難しかった動作が特に練習していなくてもできるようになる。


何かができるようになりたいとき、
普通はその動作を繰り返し練習しようとします。

それも大切なことですが、
うまくできない理由は、その動作の練習不足だけとは限りません。

どんな練習もそのときの身体の状態を前提にしています。
同じ状態で練習を繰り返すだけでなく、
その前提となる身体の状態を変えてみる。

そうすることで、
それまで難しかった動きが、案外すんなりできるようになることもあります。

できないことを繰り返し練習するのが、必ずしも上達への近道とは限らない。

施術が上達していく過程にも、似たようなことを感じています。

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