スプリントトレーニングマシンというものがあります。
昔から定期的に使っています。
走る動作を学習するためにつくられたマシンなのですが、
走る為だけじゃなく色々なことに役立ちますし、
また、これがなかなか難しいのです。
自分の思い通りに動かそうとしても、
マシンの構造や重力の影響があるので、そう簡単にはいきません。
例えば、
骨盤を動かそうとか、背筋をまっすぐにしようとか、
そうしたことを意識しすぎると、かえって動きがぎこちなくなることがあります。
だから、
まずはマシンが提示してくる条件を受け入れる。
そのうえで、
自分の意図も持ちながら、返ってくる反応を受け取り、動きを探っていく。
マシンという制約があるからこそ、
自分の動きの無理や偏りに気づけることもあります。
面白いのは、
同じマシンを使っていても、こちらの身体の状態や関わり方によって、
全く違う運動になるところです。
自分のやりたい動きにこだわっているときには気づかなかったことが、
少し関わり方を変えることで見えてくる。
マシンに合わせるだけでも、
自分の思い通りに動かすだけでもない。
ある意味、
マシンとのコミュニケーションのようなものかもしれません。
感覚や言葉では自分をごまかせても、
実際の動きには、そのときの身体の状態が表れます。
そんな意味でも、
このマシンは自分の状態を映し出してくれるものの一つになっています。
この1年ほどで、
マシンを扱うのがずいぶん上手くなりました。
ただ、
マシンに乗る技術が上がったというわけではありません。
その話は、また次回に。
