多くの人は「その場所をどうにかしよう」と考えます。
痛みを取る。
硬いところを緩める。
歪みを整える。
もちろん、それが必要なこともあります。
ただ、慢性的な不調では、
それだけでは変化が起こりにくいこともあります。
身体は一部だけで働いているわけではない
身体は本来、
一つの場所だけで動いているわけではありません。
呼吸、姿勢、動き。
どれもいくつもの場所が少しずつ働きながら、
全体のバランスを取っています。
しかしどこかがうまく働けなくなると、
その分の仕事を他の場所が代わりに引き受けます。
例えば肩こりの場合。
- 呼吸が浅くなる
- 背中の動きが少なくなる
- 胸郭が広がりにくくなる
こうした状態があると、
本来は胸や背中が担うはずの働きを、
肩の筋肉が代わりに引き受けることになります。
すると肩は、本来以上の仕事を抱えることになり、
張りや痛みとして現れてきます。
働いている場所を見る
整体では、
頑張りすぎている場所を直接変えようとするよりも、
まだ働いている場所を見ることがあります。
- 呼吸が動いているところ
- 少し余裕のある関節
- 力が抜ける場所
そういう場所が働きやすい状態をつくっていくと、
身体の中で止まっていた働きが少しずつ戻ってきます。
すると、一つの場所に集中していた仕事が、
身体全体に分散されていきます。
余白が生まれると身体は変わる
一箇所が頑張りすぎなくてよくなると、
そこには自然と余裕や余白が生まれます。
身体は、
無理に変えようとするよりも、
こうして余裕が生まれたときに、
自然と変化していくことがあります。
整体は、
痛みを押さえ込む技術というよりも、
身体が変化できる余裕と余白を取り戻す関わり
そんなふうに捉えることもできるのかもしれません。
身体は、余白が生まれると変わります。
