エーリヒ・フロムの『自由からの逃走』という本があります。
この本では、
人は自由になるほど、
不安を感じやすくなる、
ということが描かれています。
自由というと、
好きに選べる良い状態のように思えますが、
その分、
「どうするか」を
自分で引き受けなければならなくなります。
自由とは、
ただ楽な状態ではなく、
曖昧さや不確かさを含んだまま、
そこにとどまることでもあります。
人は、
この状態にそのままでいることが、
あまり得意ではありません。
だから、
何かに頼ったり、従ったり、
考えに合わせたりして、
その不安から離れようとします。
例えば、
強いリーダーに従うこと。
あるいは、
正しいとされる理論や考え方に
自分を当てはめること。
どちらも、
不安から離れ、
あらかじめ用意された答えの中に
入っていく動きです。
それによって、
一時的に迷いは減りますが、
そのとき、
自分で感じていたはずの違和感や、
まだ決まりきっていない感覚を、
見て見ぬふりをしているとも言えます。
その結果、
自分を見失うことに繋がります。
ではこのことを、
身体の側から見ると、
どうなのでしょうか?
続く
