先日、あるヨガのクラスの為に京都に行ってきた。
内容は外に出してはいけない体系なので詳しくは書けないけれど、
個人的にはとても興味深い体験だった。
特に印象に残ったのは、
眉間のセンターの感覚が大きく変わったこと。
いわゆる第3の目と呼ばれる場所でもある。
ヨガではこの場所を、
重要なポイントのひとつとして扱う。
解剖学的に考えてみると、
眉間から奥に向かうラインの延長には、
脳のほぼ中央に位置する第三脳室がある。
第三脳室は、左右の視床の間にある空間で、
脳脊髄液で満たされた脳室系の一部。
この周囲には、
視床や視床下部といった構造が集まっている。
さらにその近くには、
概日リズムの調整に関わる松果体も位置している。
視床は感覚情報の中継点として働き、
視床下部は自律神経や内分泌の調整に関わる中枢でもある。
さらにその後方には中脳があり、
そこから脳幹へとつながっていく。
脳幹は呼吸や心拍など、
生命維持に関わる基本的なリズムを調整している領域でもある。
もちろん、
ヨガで語られるチャクラをそのまま解剖学に対応させることはできない。
ただ、
眉間に注意を向けるという感覚を身体の構造から見てみると、
結果として脳の中心ラインに意識を集めるようなイメージになる。
第三脳室を中心としたこの領域には、
感覚の統合や自律神経の調整に関わる構造が集まっている。
そう考えると、
古くから瞑想の中でこの場所が重視されてきた理由も、
身体の側から少し理解できるような気もする。
整体で身体に触れているときにも、
呼吸や神経の状態が変わる瞬間がある。
身体を通して観察していくと、
異なる分野の知識が
思いがけないところでつながることがある。
身体は、
ときどき知識より先に答えを教えてくれることがある。
今回の体験も、
そんなことを感じさせる時間だった。
